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干物とは

干物とは

寒風で干し上がった鯵の干物

干物とは、魚など魚介類の身を開いて塩をし、長く保存が出来るように乾燥させた、非常に簡単な加工食品で、自然であっさりとした味わいがあり、質・量共に優れたたんぱく質を含んでいます。

その為、干物はご飯、お味噌汁、お漬物、卵焼き、海苔と並んで和食の朝食には欠かせない一品で、全国の海辺ではよく土産品として販売されています。

同じ魚介類の乾燥品として乾物もありますが、乾物は身の一部または全てを完全乾燥させて作られている為、干物とは若干異なります。

また、干物は風通しを特に重要視しており、乾燥した空気が吹き込む冬場の干物が一番美味しいとされています。

そんな干物は、身体に必要不可欠でありながら自らではほとんど作り出すことの出来ない栄養成分であるDHA(ドコサヘキサエン酸)を多量に含んでおり、脳の活性化や血液浄化、ボケ防止などにも効果があるようです。


なぜ干物は美味しいのか

干物で一番美味しい所は、開き干しの中骨についた薄い膜の部分だと言われています。
ここは筋原繊維が変質して弾力が増している部分です。

その為、この膜の部分が内部の水分と旨みを閉じ込め、焼いた後にジューシーな旨さを感じさせてくれるのです。

焼きあがった状態で比較すると、生魚を焼くよりも干物を焼いた方が、含まれる水分量が多いというデータも残っています。

その為、最初からしっかりとした膜がある干物は誰が焼いても、また冷凍のまま焼いても美味しく食べることが出来るのです。

また、干物は塩漬けする際に細胞間の遊離水が吸い出され、その水分と共に魚の生臭さが抜け、魚の旨みが引き立てられるのです。

それだけでなく、塩漬けすることによって一回は筋肉組織の繊維が溶けてしまいますが、干すことによって再び結びつき、ランダムに絡まった組織が独特の弾力ある肉質に変化するのです。

その為、干物をよく噛んで食すことで、一層旨みが感じられるのです。


健康食品である干物

近年、健康食品として魚が注目を集めています。

例えば、ボケ防止のDHA、高血圧を予防するタウリン、美肌作用のコラーゲン、話題になったものを挙げればきりがありません。

その栄養満点な魚を干物にすることで増える栄養素がカルシウムとリンです。

カルシウムには、丈夫な骨を作る作用の他に、精神を安定させる作用もあります。

また、リンには骨を形成して、脂質の代謝を助けくれる作用があります。

更に、血液中の赤血球をつくる鉄や、不必要なナトリウムを体外に排出してくれるカリウムなどの栄養素も増加します。

これだけみて頂いても、干物が健康食品だということが分かって頂けると思います。

しかし、干物にすることで失われる栄養素もあります。

特に魚介類に元々少ないビタミンAとCは、干物にすることでほとんど失われてしまいます。

その為、干物を食べる際にはすだちやレモンなどの柑橘系や、大根おろしなどを添えて不足するビタミンを補っているのです。

また、干物は塩分が多いと思われがちですが、昨今は健康面、志向に配慮して、薄塩で仕上げた干物が多くなっています。

こうなるとやはり、干物は立派な健康食品と言うことが出来るでしょう。

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